概要
漏水を伴うひび割れ等を、漏水箇所に沿って線状に水みちを閉塞せずに排水溝に導く工法です。漏水量が比較的多く、漏水が打継目やひび割れ等に沿って線状に発生している場合で、主に内空断面に余裕のない場合に特に有効です。
開発の背景
従来の導水工法は、複雑な形状のひび割れに対しては導水が困難でした。
特長
①製品はホース状であるので、複雑な形状の導水が可能です。
②ホース径の選定により、水量にあった導水ができます。
③止水せずに導水するので、健全部への影響が少ない。
④構造躯体表面に溝を作る構造であるので、内空断面に余裕のないトンネル等に特に有効です。
メッシュホース#20 メッシュホース#10
適用
・トンネル
・函渠工
・地下構造物等の漏水部、目地部、打継部
他工法との相違
面導水工法は、漏水が面状でその量が比較的少ない場合に用いられる導水工法で、防水板を用いる工法と防水シートを用いる工法とに分類できます。
施工手順
カッター・斫り工 | チッパー等を用いて、カッターを入れた溝を斫り取ります。高圧洗浄機等を用いて、溝を水洗いします。 |
メッシュホース設置工 | メッシュホースを溝にセットし、止水セメントで仮止めします。 |
充填・埋戻し工 | 止水セメントや断面修復材で溝を充填・埋戻します。表面はコテで仕上げます。 |
表面仕上げ工 | 必要に応じて、表面仕上げ材を塗布します。 |
問い合わせ先
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